ＳＳ
君のすべてが嫌い1/4ﾍﾟｰｼﾞ目
静まり返った卓球室で私は一人寒さに震えながらうずくまっていた｡
今の時間は8時45分｡
部活開始は8時半｡
この部はゆるすぎる｡
部員は男女合わせて12名｡
うち3名は属に言うユーレイ部員｡
残りの部員も遅刻するのは当たり前｡
顧問の先生も基本的には部活に顔を出してはくれない｡
これだからいつまで経っても県内最弱のままなんだ｡
というか､私はこれらを全て部長のせいだと思ってる｡
部長がだらし無いから｡
部長が部活をサボるから｡
部長が変人だから｡
部長なんか大嫌いだ｡
部長さえしっかりしていれば､私はこんなに寒い思いをしなくて済んだ｡
部長なんか大嫌いだ｡
時計を見るともう9時になる｡
…今日はもう誰も来ないな｡
そう思い､私は立ち上がろうとした｡
[指定ﾍﾟｰｼﾞを開く]
＜＜重要なお知らせ＞＞
@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
友達に教える
[編集]
無料ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ作成は@peps!