フアン・ホセ・パディージャ



フアン・ホセ・パディージャ(Juan Jose Padilla 1973年5月23日生)
 [スペイン・闘牛士]


 スペイン南部の都市ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ出身。1995年9月10日、正闘牛士となる。猛牛に立ち向かう勇敢さが評価され、長年にわたって人気投票で上位に入っている。

 2011年10月7日、スペイン北東部のサラゴサ闘牛場で、パディージャは牛の背中にやりを突き立てた後、バランスを崩し転倒する。そこへ突進してきた牛の左角が、下アゴから左目にかけて突き抜けた。パディージャはすぐに立ち上がったが、両手で押さえていた左目から大量に流血。「見えない、何も見えない」と叫びながら、スタッフに抱えられるようにして闘牛場を離れた。


 牛の角は、パディージャの顎の付け根(左耳)辺りから左目に向けて貫通し、側頭部から鼻までの骨を砕いていた。左目の眼球は、角による損傷は免れていたが、眼窩(眼球を入れる頭蓋骨のくぼみ)を骨折しており、眼球は後から押された状態で飛び出していた。

 サラゴサ市内のミゲル・セルベート病院に搬送され、約5時間におよぶ緊急手術で、顔面の骨をチタン板で修復し、眼球を戻す処置が行われた。幸いにも脳の損傷を逃れ命に別条はなかったが、視神経に損傷が見られたため、失明の可能性が高いという。

 しかし、パディージャは「片目だろうと、問題なく、闘牛が出来る」と、完全復活を目指し闘牛士を続ける意思を表明している。

 スペインでは600年以上の歴史があり国技と呼ばれる闘牛だが、2007年以降は国営放送の生中継がなくなり、最近は残酷ぶりを指摘する動物愛護団体からの抗議を受け、衰退の一途を辿っている。カタルーニャ州では2010年7月に闘牛を禁止する法案が可決。国内経済が低迷し、資金不足で闘牛場の運営も困難になっており、今回の事故で、闘牛の廃止を求める声がさらに強まっている。


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